起業のために創業融資制度を利用したいと考えている場合、申し込みをする前に創業融資の審査ポイントを押さえておきましょう。そうすることで、適切な準備を入念に行うことができ、融資申込を成功に導くことができます。
実際、一度申し込みをして失敗した場合、次も融資を断られる可能性が非常に高くなります。そのため、一回のチャンスで融資を引き出す必要があるのです。
創業融資制度の利用において、審査ポイントとなるのは自己資金、能力、計画性、信用力の4つです。これらのポイントを順に説明していきます。
・自己資金
銀行などの金融機関が最も重視するのが自己資金の金額です。例えば1000万円必要な方がすでに800万円ほどを自己資金で用意している場合、融資を申し込むのは200万円程度です。すると銀行側からしてみれば、何かあっても自己資金から債権回収すれば良いですし、きちんとお金を稼ぐことができる人なんだという印象を抱きます。
自己資金があれば融資実行までのハードルはグッと下がりますが、だからといって銀行に自己資金を申告する時だけ友人や家族からお金を借りてはいけません。なぜなら、それだと申し込みをしている個人にお金を稼ぐ力がないように思われますし、実際、銀行に申告する際は1年分の入出金記録が記載された通帳を提出しますから、いずれにせよ銀行側にバレてしまいます。
きちんと自分で稼いだお金を用意する。それが「自己資金」の準備なのです。
・能力
能力がない人が事業をはじめたとしても成功する可能性は非常に低いです。貸手である銀行にとってすれば、成功の見込みがない事業に融資することに意味はありません。だからこそ、起業する個人の能力が計られるのです。
能力というのは実務経験も含まれています。例えば、コーヒー豆の輸入事業に携わっていた人が喫茶店をはじめようという場合には、ある程度の経験があると評価されます。このように、脱サラをして事業をはじめる場合には、前職とのつながりも意識すると良いでしょう。
・計画性
銀行側が事業の成功可能性を審査する際、申込人から提出される事業計画書を細かにチェックします。事業計画書には、どのような流れで事業を運営していくのか事細かに記載する必要があり、ここに不足がある場合や現実可能性が低いことばかり羅列してあるといった状況では融資を断られます。
実際に事業がどれだけの収益をもたらすのか。これを提示することができれば銀行側としても返済計画を練ることができますし、融資実行に大きく近づきます。
・信用力
何といっても信用できるか否かが、融資においては重要になります。前述の計画性や自己資金などの話も、すべては信用力に帰結します。経済的な状況や事業の将来性など、さまざまなポイントを銀行側に評価して貰うことで信用力が計られるのです。
融資の審査では、申込を行った個人が銀行側の担当者と面談をする機会が何度かあります。そうしたタイミングで担当者に信用して貰うためにも、日頃からの準備を怠らないようにしましょう。
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